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11.272021
オンラインストアに買いたい色が無かった場合の対処法。
長いタイトルを付けてしまいましたが、本日も私物を染めてみましたシリーズです。
私と似た経験をされた方も多いんじゃないかな?と思いまして
本日の投稿が皆様のご参考になれば幸いです。
私は服をほぼオンラインストアで購入していますが
欲しいアイテムの欲しい色が売り切れていて、普段絶対選ばない色しか
残っていないケース、ございませんか?
その色買っても絶対着ないのは解っている・・でもその服欲しい
デザインや値ごろ感がズバリ。似た物を探してみてもちょっとデザインが・・
値段が・・
こんなケースに遭遇した場合の対処法をご紹介させて頂きます。
先日もお気に入りブランドで欲しいパーカーを見つけてしまいました。
カラー展開はネービー・黒・赤の3カラー。残念な事に普段なら絶対購入しない
赤しか残っておらず、回避して別のアイテムを探してみても見つからずの状況で
染める事前提の購入となりました。
この赤を黒に染めてみます。
問題が1つあって素材が混紡してしまっています。
染める事を前提として購入する場合には混紡していない素材を選ぶのが良いのですが
今回は敢えて綿/ポリエステルの混紡アイテムを選んで、綿を染めた場合の仕上がり状態と
ポリエステルまで染めた場合の仕上がり状態の2パターンをご紹介させて頂きます。
プリントはラバープリントでした。
(染め前画像)
まずは綿染めから・・
綿/ポリエステルの混紡アイテムを綿染めだけすると
「杢調に仕上ります」といつも説明させて頂くのですが、
杢調とは2色の色が混在する色目となります。玉虫色やシャンブレーと
表現する事もあります。無地色より立体的で奥行きがある色目となります。
この色目も最初の赤の派手さを抑えられてなかなか良い仕上がりです。
でもやはり欲しいのは黒ですので続けてポリエステル染めも行ってみましょう。
ポリエステル染めは薄上がりになります。といつも説明させて頂くのですが
今回の様な赤から黒に染める場合は特に一見色茶色に仕上がる事が多いです。
ポリエステルまで染めると全体がガラッと変わりました。
写真で見ると黒く見えていますが、実際はやはり黒とは言えず、赤味の強いグレーの様な仕上がりです。
プリントも多少の汚染が出てしまいました。
ポリエステル染めをしてもステッチはなかなか染まらないのですが
今回はステッチの目立ちは少なく仕上がりました。
紺か黒が欲しくて赤しか無かったのが結果赤味の強いグレーアイテムに
仕上がったのですが、着用出来る色目になって大満足です。
最後に染め直しに必要なお値段が気になりますが、このアイテムは重さは600gだったので
綿染め¥7480(税込)
ポリエステルまで染める場合は¥14960(税込)
と軽く購入金額を超えてしまいますので(汗)
1点染めにしないで他のアイテムを染める際に一緒に染めるとか
既成アイテムには無い別注のオリジナルカラーを手にする事が出来たと言えなくも無いので
そちらの価値で満足するか・・等
総合的にご判断頂けましたら幸いです。
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